2023年05月30日

看護師への市大法人の職場配慮義務違反訴訟について報告会を開催

名古屋市立大学教職員組合(やまだあつし執行委員長)は組合つうしん No.23「裁判報告会/夏季休暇労使合意」を発行しました。

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日時:2023年6月1日(木)18時30分〜
場所:市大(桜山)病院 4階第1会議室 ※ZOOM 併用
参加対象:組合員なら誰でも



 市大看護師が、夜勤ができないことを理由に退職強要され、市大法人を相手に
職場環境配慮義務違反で提訴した裁判について、4月17日第1回期日が名古
屋地裁で行われました。
 裁判のもつ意味について弁護団と話し、共に考える会を設けます。日時、場所
は上記の通りです。現地で参加できない方についても ZOOM で参加出来るようにハ
イブリッド形式で開催します。


弁護団 田巻弁護士 コラム一部抜粋
■裁判で訴えている内容
 2月9日、看護師のAさんが名市大に対して損害賠償を求める裁判を提訴しました。
損害賠償を求める理由は、A さんが夫の単身赴任により小学校高学年の子どもを一人に
できないとして、夜勤免除を師長へ申し出た際に「夜勤ができないならば常勤を辞め
るしかない」との退職強要を受けたことです。A さんは、師長に何度か退職届提出を迫
られ、結果として退職届を提出せざるを得なくなりました(自分の意思ではなかった
ことから、後に撤回)。
 雇い主(名市大)は、雇っている労働者について快適な職場環境を促進する義務
(職場環境配慮義務)を負っています。退職強要は、職場環境を非常に悪化させる行
為ですので、雇い主として行ってはなりません。退職強要を行ったという職場環境配
慮義務への違反を理由に、損害賠償を求めています。
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名市大教職員組合(やまだあつし執行委員長)は市立大学の4つのNG―@超勤の時間を把握していない、Aハラスメントを一掃する姿勢と体制がない、B年休を希望通り取得できない(看護師)、C障がい者職員の雇用枠は全て非正規―という点を憂慮し、改善に取り組んでいます。一人一人の意見が私たちの健全な職場環境の改善につながります。まだ、組合に加入していない教職員のみなさまは、ぜひ組合にご加入ください。

★加入申込書はこのPDFをダウンロードしてください。

必要事項を記入し、組合書記局(川澄キャンパス 本部棟1階)宛に文書交換でお送りいただければ幸いです。

★名市大教職員組合の福利厚生活動のあらまし
●慶弔給付 本人もしくは組合役員が申請(組合役員の確認・署名が必要)
◆結婚給付…5,000円
◆死亡給付…配偶者10,000円
子(養子、継子、死産4ヶ月以上の子を含む)10,000円
親(配偶者の親、養父、養母、継父、継母含む)5,000円
◆出産給付…5,000円など

名古屋南部法律事務所新大和税理士法人、樋口社労士事務所への初回相談(30分以内)が無料です
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posted by 名古屋市立大学教職員組合 at 08:22| 組合つうしん