2020年11月30日

名古屋市立大学男女共同参画セミナー『ワークもライフもイキイキと』受講レポート

20201126(木)16:30〜18:00
名古屋市立大学男女共同参画センター主催
『ワークもライフもイキイキと』受講レポート    

講師 近藤 千春氏 (中部電力株式会社 マネジメントサービス本部 人事センター)

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■ダイバーシティ推進の意義
1)経営環境
2)ダイバーシティ推進の変遷
・電力自由化が契機。「お客様に選ばれないと使っていただけない」という発想。多様なニーズに応えるために、多様な人材が必要。
・労働人口の減少。女性のみならず、障がい者や高齢者などの様々な人材の活用が必要。
・女性の活躍推進の阻害要因として、マミートラック(注1)が挙げられる。

■女性活躍促進の方向性
男女ともに個々の能力が十分に発揮できる文化の醸成が必要。
女性の管理職が2014年109名から2020年229名に増加した。
勤続年数は過去に男女で10年ほどの差があったが、近年は男性22年・女性19年であり、差が縮まった。
アンコンシャス・バイアス(注2)が女性育成の阻害要因になっている。
@非難、A侮辱、B自己弁護、C逃避が悪影響の4要素。

■中電では「ワークライフバランス」ではなく、「ライフワークバランス」と呼んでいる。ライフが充実することで、ワークに繋がるという考え方のため。

■疾患管理から健康づくりへの推移
人間ドッグの全員受診化の導入

■働き方改革
1)フレックスタイム制、2)テレワークの導入、3)ライフサポート休暇、4)カフェテリアプラン、5)???
市大職員にどの項目に一番興味があるかを聞いたところ、1)26%、2)22%、3)21%、4)17%、5)?だった。
フレックスタイム制:メリハリのある働き方が可能。例えば、5時間半働く日があれば、10時間働く日がある。
ライフサポート休暇:年休とは別の休暇のこと。

■褒める・認める文化の醸成⇒「ありがとう」のあふれる職場づくり
男性の働き方改革と女性のキャリア形成は両輪。
男性は長期に休まないということが前提になっている。
業務の属人化が働き方改革への阻害要因。
チームで仕事をやっていくという文化を醸成していく事が重要。

・注1:子育てしながら働く女性が、子育てと仕事の両立をしていく中で昇進や昇給などの機会が難しくなるキャリアコースをさします。
・注2:アンコンシャス・バイアスは、相手を傷つけたり、周囲に息苦しさやストレスを与えます。最悪の場合、職場へのあきらめ感やモチベーション低下、突然の離職につながることもあります。
(qualia.vc/unconscious-bias/より抜粋)
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中部電力がダイバーシティ推進に至った経緯、ダイバーシティを社内で浸透させるために実践した内容などが分かり、とても興味深いセミナーでした。
講演者自身も月の半分以上はテレワークという報告もあり、しっかり働き方改革が実践されているなという印象を持ちました。
マミートラックやアンコンシャスバイアスなど、初めて聞く言葉もあり、まだまだ勉強不足だなと反省する点も多々ありました。
その中で私が一番興味を持ったのが、名市大の受講者に働き方改革の中で一番関心がある項目を聞いたところ、1位は「フレックスタイム制」だったということです。一日5時間半働く日もあれば、9時間半働く日もあるという制度です。育児だけでなく、介護をしている者にとっては、とても有意義な働き方に思えます。名市大でも早く導入して欲しい内容です。
一方で、名市大病院で働く医療従事者がこのようなフレックスタイム制を導入できるのか疑問です。より働きやすい環境、長く働き続けられる環境を構築するために模索していかなければならないと痛感しました。

本レポートはあくまでも、私の感想であり、組合の意見ではありません。
ご了承ください。

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posted by 名古屋市立大学教職員組合 at 08:11| つれづれ