2019年11月07日

組合つうしん No.17「10/31 理事長選・公開演説会」発行

名古屋市立大学教職員組合(やまだあつし執行委員長)は組合つうしん No.17「10/31 理事長選・公開演説会」を発行しました。

主な内容は次のとおりです。

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争点・両候補の主張の違いが鮮明に

10/31、理事長選の公開立会演説会が開かれました。病院大ホールには約200人の聴衆が集まり、関心の高さが伺えました。所信演説、質疑応答とも、両候補の主張のコントラストが鮮明になりました。

●所信演説
 両候補適任者が各30分ずつ所信が述べられました(詳細は公示第3号に公表された所信参照のこと。イントラで参照可能)。主に次の内容が強調されました。

◎ 山本明代候補;
 東欧研究者として、社会は変わるし変えられると伝えたい。医療系学部と非医療系学部とのアンバランスを正して総合大学として発展する方向を目指す。新規事業及び現在進行中の事業を見直し、教職員の業務量をまず見極めてスクラップアンドビルドを行う。
 トップダウンのガバナンスではなくフラットな議論に基づいて透明性の高い民主的な大学運営を行う。そのために理事長選考のの意向投票権を拡大すること、人事の透明性を取り戻すこと、女性の積極的登用を行い複数の女性理事を登用することを実現したい。

◎ 郡健二郎候補;
 6年間で名市大は大学ランキング等で高い評価を得ることができ、公立大学ではトップクラスの大学に躍進した。さらに次の2年で飛躍させたい。
 ダーウィンの「強い者、賢い者が生き延びるのではない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である」の言葉のとおり、環境変化に対応していくことが重要。理事長に就任した当初52のプランを掲げたが、その後80プランになり現在は94のプランに取り組んでいる。名古屋市とのパイプを太くし、東部医療センター、西部医療センターの大学病院化で市民になくてはならない大学にしていく。そのために自分が培ってきた人脈を生かす。

●質疑応答

会場からの質問(50通寄せられたそうです)を選考会議委員が5問選別し各候補に見解を質しました。奇数番目の質問は先に山本候補が、偶数番目の質問は先に郡候補が回答しました。

<1問目:年々教職員の仕事が増えているが、働き方改革の進め方は?>
山本候補;業務量の見極めをして事業のスクラップアンドビルドを図る。
郡候補;拡大主義的な考えを持っている。スクラップするのではなく、実現するために外部資金を獲得する。新事業の拡大はまだまだ足りない。

<2問目:東西の医療センターの附属病院化のメリット・デメリット>
郡候補;大学病院化で名古屋市全体が繁栄する。市民にとっては3つの病院に優秀な医者がいるというメリット。経営面では、両センターの負債は4億になっていくが、大学病院化することで医療単価が引き上がるというメリットも。
山本候補;病院の大規模化によってコストの削減が可能。脳神経科学研究所の最先端技術を各病院で生かすこともできる。医療人の教育のためにも名市大にとってはチャンスだと考える。

<3問目:リカレント学部設置の意義について>
山本候補;リカレント教育は市大の発展にとって重要。しかし、現在の計画は一部の教員だけで進められていてプロセスに問題がある。各部局の利点を生かして計画していくこと、ニーズを集めることが大切。
郡候補;リカレントは社会の流れ。30代、40代の働く世代にとっても重要になってきている。「学部」として新設することで名市大の先見性が輝く。

<4問目:教員人事検討委員会の課題と今後の改革の考え方>
郡候補;山本候補から「人事の不透明さ」と批判されて「それはないだろう」と感じた。2015年に文科省が国立大学法人法を改正(筆者注;教授会から人事権を剥奪し学長に移行)したときには公立大学は適用外だと聞かされたが、2016年以降は公立大学も同様にすべきとの指導が来た。教授会を通さずに教員人事を決めることはあるまじきことだと意思表示したが文科省からはまかりならないと強力な指導を受けた。山本候補は研究科の意向が覆されたというがありえないことだ。この間、250件の人事案件を検討したが、どうしても不適正だと考えて差し戻したのは2件のみ。
山本候補;どの研究科でも、その学部の目標と計画の中でどういう教員スタッフを採用するかはとても重要な課題であり、膨大な時間をかけて検討している。まさに教員人事は学部の命綱だ。しかし、医療系学部の業績評価と、3年以上時間をかけて1つの論文を発表するような文系の業績評価では背景も実態も全く異なることが理解されていない。その点をぜひ改革したい。

<5問目:理事会の構成についてどう考えているか?>
山本候補;複数の女性理事を登用する。現在理事を出していない研究家からも登用する。
郡候補;女性の理事がいないとの指摘を受けたが、人事はセンシティブにやってきた。現在の理事には文系教員を2名加わっているし、事務(筆者注;局長のことか)も文系だ。人事は、(女性の登用というより)事業の継続性発展性を重視してきた。

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記事の詳細はコチラ(学内限定版)をご覧ください。

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名市大教職員組合は市立大学の4つのNG―@超勤の時間を把握していない、Aハラスメントを一掃する姿勢と体制がない、B年休を希望通り取得できない(看護師)、C障がい者職員の雇用枠は全て非正規―という点を憂慮し、改善に取り組んでいます。一人一人の意見が私たちの健全な職場環境の改善につながります。まだ、組合に加入していない教職員のみなさまは、ぜひ組合にご加入ください。

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posted by 名古屋市立大学教職員組合 at 15:41| 組合つうしん